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グランピング事業とは?市場規模や事業開始の流れを解説

グランピングとは、ホテル感覚でキャンプを楽しめる新しいキャンプのスタイルです。欧米で広まり、日本にもグランピングブームの流れが来ています。

この記事では、グランピングやグランピング事業の特徴、グランピング事業を始める時の手順などを解説します。記事を読むことで、グランピングブームの流れに乗ってビジネスで成功する方法を知ることができます。

グランピングとは

グランピングは英語で”Glamping”と表記されます。これは「豪華な」という意味のある”glamorous”と「キャンプをする」という意味の”camping”を組み合わせた言葉です。もともと欧米を中心に広まった新しいキャンプのスタイルであり、アウトドアを趣味とする人の間で快適さを備えた新しい体験型旅行として注目されました。

従来、キャンプに興味があってもテント設営やキャンプ場ならではの暑さや湿気、虫対策など煩わしいイメージがありました。そのようなイメージを覆したのがグランピングです。グランピングはホテルに泊まる感覚で手軽にキャンプを楽しめる商業施設です。空調が完備され、おしゃれなテントやコテージが用意されているので、外で不快な思いをせずに済みます。

 

グランピング事業とは

グランピング事業とは、文字通りグランピングを楽しむことができる商業施設を経営することです。日本では、2015年頃からグランピングが普及し始め、それに伴って事業者も増えています。

旅館業法第2条には次のような規定があります。

 

この法律で「旅館・ホテル営業」とは、施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で、簡易宿所営業及び下宿営業以外のものをいう。

 

また、一般社団法人全国グランピング協会によれば、グランピングとは「ホテル並みの空間を楽しみつつ、キャンプを楽しむ」ことと定義しています。したがって、グランピングは旅館業ということができます。実際にグランピング事業に参入する事業者は宿泊・旅館業者が多いという特徴があります。ただし、近年では不動産業者も増加傾向にあるようです。

 

国内のグランピング事業の市場規模

一般社団法人全国グランピング協会は、狭義のグランピング事業について市場規模を150〜200億円程度と予想しています。また、広義には600〜800億円程度と見積もっています。

矢野経済研究所によれば、2018年のホテルの市場規模は2兆291億円となっています。先述の600億円〜800億円という市場規模は、国内旅行市場において非常に小さなシェアであることが分かります。

ただし、先程の一般社団法人全国グランピング協会によれば、潜在的な市場は1兆円を超える巨大マーケットであり、今後魅力的なグランピング施設が増加し、認知が進めば、2000億円~3000億円にまでマーケットが拡大することも予想されるとしています。

グランピング事業を始める時の流れ

グランピング施設は人気が高まっていますが、まだまだ参入者が少ないため大きなビジネスチャンスがあります。

これからグランピング事業に参入する方に向けて事業開始までの流れや確認事項を解説します。

 

立地選定

グランピング事業の成否は立地の選定に左右されるといっても過言ではありません。既に土地を保有しており、それを活用して新規でグランピング事業を始める場合には選定の余地はありません。その場合には、客室の数を減らす、奇抜なコンセプトを採用するなどの工夫を考えましょう。

しかし、これから土地を購入または賃貸するのであれば、立地の選定にはこだわりたいところです。

 

だいたい150km程度が1日に無理なく運転できる距離と言われているので、大きな都市から150km以内の土地を選びたいところです。

地方都市でも問題ありませんが、首都圏や関西圏から自動車で行ける範囲に立地しているとその分だけ集客が楽になります。

キャンプ気分を味わってもらうために近くに海や山、森があると理想的ですが、大都市周辺でそのような立地を見つけるのは難しいので、大都市近辺と自然豊かな場所のバランスを上手く取ることが大事です。

しかし、自然を重視するあまり大都市から離れすぎると、その土地に向かう理由が明確でなければ、集客が難しくなります。

 

したがって、周囲に観光施設があるなど観光客を惹きつけるポテンシャルのある土地を選びましょう。

また、自然豊かな立地では、グランピング施設を建設するために樹木の伐採、抜根コストが莫大になる可能性もあります。その点についてもやはりバランスを取ることが重要になりそうです。

 

関連規制への対応

グランピングは宿泊施設ですが、宿泊施設の建設にあたっては様々な規制や法律に対応している必要があります。仮に旅館業法上の許可を得て建設する場合には、過去に旅館業法違反がないことや周辺環境に害を与えないといった条件があります。

また、宿泊施設として建設するためには建築基準法に適合している必要があります。具体的には都市計画法で指定された市街化区域のうち以下の区域では建設が制限されます。

 

  • 第1種低層住居専用地域
  • 第2種低層住居専用地域
  • 第1種中高層住居専用地域
  • 第2種中高層住居専用地域
  • 工業地域
  • 工業専用地域

 

したがって、大都市近辺で自然環境が豊かであるという視点だけで立地を選ぶことはできません。

また、地方自治体によっては景観条例に注意する必要があります。景観条例とは、美しい町並み・良好な都市景観を形成し保全するため、地方自治体が制定している条例であり、建設する施設について色や形状にさまざまな規制が課されます。

 

土地の大きさや形状

十分な売上を上げるためには大きな収容能力が必要になります。また、経費の大きな割合を占める人件費や建物の維持費などを吸収するためにも一定以上の規模が求められます。

明確な目安はありませんが、最低でも1,000坪以上は欲しいところです。また、建設が実施される土地は平坦であり、基礎工事やウッドデッキ工事に適している土地が理想です。

また、周辺の環境を整備するための樹木の伐採費用や抜根コストを抑えるために過度な自然環境は避けましょう。

初期投資額の準備

グランピング事業を運営する上で必ずかかるコストについて理解しておきましょう。

まずは初期投資からです。

 

  • デッキ工事費
  • テント購入費
  • 管理棟建築費
  • 電気引込工事費
  • 水道設備工事費
  • 家具・家電・設備の購入費

 

これらの費用は建築の時期や依頼する業者によって大きく抑制することも可能です。特に管理棟の建築は既に宿泊施設を運営している場合には既存の施設で対応できる可能性が高いです。

次に運営にかかる費用です。

 

  • クレジット手数料
  • リネン費用
  • 人件費
  • 販売促進費
  • 広告費
  • 水道光熱費
  • 燃料費
  • 食費

 

この中でも特に大きな割合を占めると予想されるのが人件費、クレジット手数料、食費、販売促進費などです。したがって、これらの費用をいかに抑制するかが経費を削減するために必要です。

上記を見ればわかるように、グランピング事業では変動費が大半を占めます。つまり、経営努力次第で経費を削減することが可能なのです。

まとめ

この記事ではグランピング事業について、その市場規模や事業開始にあたって考慮すべきことを解説しました。

アウトドア愛好家のなかで人気を集めるグランピング事業には大きなビジネスチャンスがあります。これから不動産投資を始める人のなかにはグランピング事業への参入を検討している人もいるかもしれません。

グランピング事業と並んでおすすめしたいのが貸別荘の運営です。近年、安定した賃料収入を得るために不動産投資を始める人が増えています。貸別荘は通常の不動産投資に比べて、高利回りを実現しやすいという特徴があります。

グランピング事業など不動産投資を始めることを考えている方はぜひ貸別荘への投資を検討しましょう。

 

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