創業ストーリー
軽井沢での実体験
仕事が忙しく心身ともに疲れていた時期に、私は軽井沢にある義母の別荘を訪れました。数日間の滞在でしたが、自然の中に身を置くことで「私自身、大きな存在の中の一部として生かされているのだ」という神聖な感覚を得ることができ、本来の自分を取り戻せたような気持ちになりました。
その経験から、私にとって必要なのは、「非日常の旅」ではなく、「日常的に心やすらぐ空間に身を置くこと」だと気づいたのです。
人生で、大事なことは何だろう
「今後の自分のため、生まれてくる娘のため、人生で本当に大事なことは何だろう」
そう自分自身に問いかけたときに、
「社会で活躍していきたい」
「家族を大事にしていきたい」
そして、
「生きている喜びを感じながら日々生きていきたい」
そんな想いがあふれてきました。
"生きている喜び”とは、感覚的なものではありますが、言葉にするなら次の4つに集約されます。
「学ぶこと(wisdom)/感動や驚きを感じること(wonder)/身も心も健やかであること(wellbeing)/人のために何かをすること(giving)」
人生の中でこの4つが多ければ多いほど、心が豊かに、そして、幸せになることができる。そして、これらを体験・経験することができる空間・時間が「あたらしい旅のかたち」になっていくはず、そう確信しました。
「あたらしい旅のかたち」を強制的に人生に組み込もう、
そう決意したものの…。
東京や上海に帰れば、また普段の慌ただしい日々の中に埋もれていってしまう状況で、どうすれば自分の人生を変えていけるだろうと考えました。
それには、義母のように別荘を持ってしまうのがてっとり早いのではないかという結論にたどり着きました。
別荘購入は高い買い物になるので事前調査を開始!
複数の別荘オーナーへのヒアリングにより、別荘の課題は3つに集約されました。
①高額で資産圧迫②使わなくなり家が劣化③売るに売れない
ヒアリングを重ねるうちに、別荘を買うのはよい選択肢ではないかもしれない、と思うようになりました。
今後の時代は旧来型の別荘ではなく、1日から貸せる家!
3つの課題をクリアできる理想の別荘とは、①5000万円以下②合法的に1日単位から貸せる③売却時に資産価値が高まっているという要件を満たしているものしかし、このような別荘は見当たらなかったため、それなら自分たちで作ってしまおう!とハウスバードを立ち上げました。
法律や費用面を鑑みて行き着いた新しい別荘の形は、「旅館業許可つきの別荘」。
具体的には、地方にある古民家を購入し、プロの建築士の方に監修してもらい、旅館業許可を取得した貸し出せる家をオーダーメイドで作っていく、という方法でした。
ハウスバード創業へ
1日から貸せる家をプロデュースするためには、チームが必要でした。旅館業が取得可能な物件を探す不動産のプロ、想いを形にする建築士、宿泊客をもてなす運営メンバー、そしてお客様に寄り添い収益面でもアドバイス可能なコンサルタント。
ハウスバードのミッションに共感し、責任感を持って仕事に取り組んでくれるメンバーが集まり、ハウスバードを創業しました。
「人間が本来与えられている知性・感性・優しさ、そして自由な心を取り戻せる場所を日本中にあふれさせる」というミッションの元、仲間たちとともに一歩一歩前に進んでいます。