【コラム】古民家再生のポイントは?予算別・おすすめの再生法も紹介
古民家再生に必要な予算はどれくらいか、目安だけでも知っておきたいですよね。
この記事では、古民家再生のポイントを具体的な再生方法の例も交えて紹介しています。
1. 古民家再生が静かなブーム!予算の相場はどのくらい?
1-1古民家再生が密かなブームに!
古き良き時代の日本を思い起こさせる古民家は、築年数100年を超えた今もなお、木材の強度が保たれ、夏は涼しく冬は暖かく、住む人の心まで癒してくれますよね。
いま、古民家の魅力が改めて見直され始めています。
「老後は夫婦でゆっくり田舎暮らしがしたい」
「古民家を改装してカフェや民宿を営みたい」
「世界でひとつしかない自分だけの空間にしたい」
「アトリエに改築してアーティスト仲間で暮らしたい」
などなど、さまざまな想いを抱く人たちのニーズに合う古民家も多く、実際に古民家を購入してリフォームする「古民家再生」が静かなブームとなっています。
1-2古民家再生に必要な予算は?
ひとくちに「古民家再生」といっても、部分的なリフォームからスケルトンリフォームまで、その方法や程度はさまざまです。
また、その古民家の状態、立地条件、解体工事の有無、廃棄物の処分など、さまざまな条件によって変わってきます。
そのため、予算も「○円必要」といった明確な基準はありません。
とは言え、ある程度の目安は把握しておきたいですよね。
あくまで一般的ですが、古民家再生にかかる費用の目安は「2000〜3000万円」程度と言われています。
ただし、これは屋根・内装・耐震改修・水回り・外観などをフルリノベーションしたケースと考えましょう。
それに、この予算がなければ古民家は再生できないというものではありません。
実際、500万円未満で古民家再生に成功した人や、3000万円以上かけて蘇らせた人なども多数います。
大まかに「2000万円〜3000万円程度」とお伝えしましたが、具体的にどんな場所でどんな工事が必要なのか、次の章でもう少し詳しく解説していきます。
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2. 古民家再生のポイントを詳しく
2-1水回り
古民家再生において、水回りは重要なポイントです。
例えば公共の下水道が通っていない場合、浄化槽を埋設する必要があります。
そのため工事費用も高くなりがちです。設備を移設する場合も配管工事が伴うので、やはり費用は高くなりがちです。
「水回り」と一口に言っても、工事する箇所は多岐に渡ります。
主な工事スポット |
システムキッチン |
お風呂 |
トイレ |
洗面台 |
浄化槽 |
配管工事 |
「LIFULL HOME’S 住まいのお役立ち情報」の住まいリフォーム調査によると、最も優先順位が高かったのは「お風呂」。
最近ではヒヤッとしない床や、お湯を保温しておける浴槽など、様々な機能を備えたお風呂が登場しています。入浴を楽しむ工夫が色々と仕掛けられそうですね。
ちなみに僅差で2位にランクインしたのは「トイレ」でした。
2-2屋根
誰も住まなくなった古民家は、屋根がだいぶ傷んでいることが多いです。
屋根の素材そのものを交換するのか、補修のみで済ませるのかといったことでも変わってきます。
1平方メートルあたりで見積もった時、瓦の入れ替え・ガルバ(※)への交換などにかかる費用は、補修のみ済ませる場合より高額になります。また、使用する素材によっても変動します。
※ガルバ…アルミニウム・亜鉛・シリコンの合金が用いられた素材で、ガルバリウム鋼板と言います。
軽量かつ耐久性が高い反面、結露が発生したり断熱性が低かったりする欠点もあります。
2-3内装
多くは、いったん解体したのち、内装工事をおこなって再生させることになります。
内装の解体などは自分でできる部分も少なくありません。
少しでも費用を抑えたい場合は、思い切ってDIYにチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。
2-4耐震改修工事
古民家に用いられている木材は、比較的頑丈なものが多くあります。
しかし、昨今の自然災害、とりわけ地震が頻発している現状を振り返ると、やはり耐震改修は施しておきたいところですよね。
自治体によっては「古民家を取得して耐震改修を行う場合」に利用できる補助金制度を設けているところがあります。
利用しない手はありませんので、まずは古民家がある住所を管轄している自治体のホームページや窓口で確認してみましょう。
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3. 予算別・古民家再生法の目安
「全体的な予算は決まっているが、どこから手をつければ良いのか分からない」、「何を優先すれば良いのか教えてほしい」という方も多いと思います。
どういった再生が可能なのか、また優先した方が良い工事は何かといった、目安を紹介します。
予算相場レベル | 優先したい工事・できればしたい工事 |
☆ | 水回り・屋根の再生を優先させ、余った予算に応じて外壁や設備、一部の電気工事などをお願いしましょう。 |
☆☆ | 上記に加えて、全体的な電気工事を優先させましょう。余裕があれば、部屋の増設など住環境のリフォームをお願いしましょう。 |
☆☆☆ | 上記に加えて、躯体の強化などを目的とした解体工事・基礎工事・木工事などを優先しましょう。 |
☆☆☆☆ | 上記に加えて、耐震工事を優先させましょう。また、余裕があれば屋内外で残っていた部分の再生も完成させましょう。 |
やはり、水回りや屋根といった部分は、予算が少ない中でも優先的におこないたいところです。
予算が1000万円程度という方は、水回りや屋根、電気工事を完成させ、外壁や部屋の増設といった部分的なリフォームを目指しましょう。
1500万円を超えた予算がある方は本格的な再生に取りかかり、2000万円まで予算を組むことができる方は、全体的に再生を完成させるところまで行けるでしょう。
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4. あえて「なくす」!減築リフォームというアイデアも
ここまで、一般的な古民家再生の予算の相場を見てきましたが、冒頭でもお伝えしたように、「その予算がなければ必ずしも再生が叶わない」というわけではありません。
例えば、2階建ての古民家を減築して平屋にする、といったアイデアもあります。
特にご夫婦でのんびり暮らしたいという方などは、減築を視野に入れても良いのではないでしょうか?
床面積が減る分、固定資産税が軽減されるケースもありますよ。
時代はインパクト投資!古民家や空き家を活用した新しい不動産投資術とは
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5. まとめ
古民家再生の予算の目安、再生工事のポイントや、予算別にどういった工事を優先させるか、といった基礎知識を解説してきました。
古民家の状態、どんな仕上がりにしたいか、そして予算はいくらか…などさまざまなことを加味しながら、あらゆる再生方法の中から最適と思われるものを選択していくことになります。
そこで大切になってくるのは、「施主」、つまりあなたの“古民家を再生させたい”という熱い想いと、古民家再生にあたって何でも気軽に相談でき、かつ、的確なアドバイスをくれる、信頼できるパートナーを見つけることです。
古民家再生は、大きな夢が詰まったとても素晴らしい一大イベントですよね。
ぜひお好みの古民家に出会い、描いていた仕上がりになるよう、願っています。
そして、各自治体では古民家再生に活用できそうな補助金制度などを設けていることがある、という点も忘れないでくださいね!
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