別荘の管理にかかる費用は?どこまで頼める?
別荘の管理を委託した場合どこまでしてくれるのか、いくらかかるのかなどを解説します。
管理の重要性や自分で管理する際のポイントなどとあわせて、ぜひ参考にしてください。
別荘を管理することの重要性について
別荘に滞在するのは年に数回程度という方がほとんどですよね。
不在にしている時間のほうが長いため、より管理が重要になってきます。
管理しない、あるいは不十分だったときに生じるリスクについて考えてみましょう。
快適に使えなくなる
ホコリが溜まる程度で済めばよいですが、建材が劣化する、雑草が伸びきって景観が悪くなる、害虫が発生するなどして、次に滞在するときに快適に使えなくなるおそれがあります。
建物の劣化につながる
強風による飛来物でガラスが割れたり、倒木によって屋根が破損したりなど、大きなトラブルも十分想定できます。
屋根が破損すればそこから雨漏りが発生し、建物全体が甚大なダメージを被るかもしれません。
そうなれば修繕費用が膨らんでしまうだけでなく、「使いたいときに工事中で使えなかった」など、別荘を購入した意味もなくなってしまうかもしれません。
害虫の発生や害獣が住み着くリスクもある
伸びきった雑草や放置したゴミなどは害虫および害獣を招く原因になります。
排泄物や死骸の腐敗臭、ゴミの腐敗臭など衛生面でも悪影響があります。
周辺に別荘を持つ方がいた場合、迷惑をかけてしまうことになるかもしれません。
犯罪の温床になるリスクもゼロではない
管理が行き届いていない別荘は、悪いことを考える人にとって格好の場所です。
不法投棄や違法薬物の取引、性犯罪などの温床にもなりかねません。
伸びきった雑草やゴミなどに火をつけられるといったことも考えられます。
別荘の管理は重要
こうした理由から、別荘の管理は非常に重要です。
購入する際は自分で管理するのか、管理会社に頼むのかなども含め、しっかり考えておくことが大切です。
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別荘の管理は誰がどのようにするの?
たとえば分譲マンションなら管理人がいて、清掃や取次、荷物の受け取りなどをしてくれることが多いのですが、別荘の場合はどうなのでしょうか?
管理人がいるケース
管理体制が整っている別荘地だった場合、そのエリアを管轄する管理人がいます。
この場合、自動的に「管理費」を徴収されることになるでしょう。
別荘としてリゾートマンションを購入した場合も、管理人がいることがほとんどですので「管理費」名目で費用がかかります。
なおリゾートマンションは別途、大規模改修工事に備えて「修繕積立金」も必要になります。
管理人がいないケース
管理体制がない別荘地だった場合は、オーナー自身で管理するか管理会社に委託するかになります。
この記事ではこれ以降、後者「管理会社に委託する」ケースをメインに解説していきます。
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別荘の管理会社はどこまでしてくれる?
別荘の管理をお願いした場合、どこまでしてくれるのでしょうか?
管理会社やプランなどによっても変わってきますが、おおよそ次のようなところまで対応してくれます。
鍵の預かり
鍵を預かり、定期的に建物内をチェックします。
また預けることで、別荘まできたものの、「鍵を忘れてしまって入れない」といったトラブルの心配もありません。
定期巡回
敷地内やその周辺を巡回し、屋根や外壁、窓や雨といなど外観に異常がないか、周辺で異変は起こっていないかなどをチェックします。
通風作業や床清掃
建物を維持するのに欠かせない大切な作業です。
定期的に風を通して湿気を飛ばしたり、新鮮な空気に入れ換えたりします。
また床のホコリなどを掃除してくれることもあります。
庭の管理
草刈りや落ち葉掃き、庭木のお手入れやゴミ捨てなど、庭の景観を保つための作業です。
敷地内および周辺管理
敷地内のアプローチや路肩の清掃、ゴミ捨て場の清掃など景観を保つための作業です。
また外灯の点検や、ちょっとした建物の修繕を行ってくれる管理会社もあります。
ライフラインの定期点検
電気・ガス・水道・インターネットなどのライフラインが問題なく使用できるかを定期的に確認します。
水出し・水抜き
別荘といえば高原など冬の寒さが厳しいところに建っていることが多いですよね。
冬場の水道管の凍結や破損、トイレの凍結や亀裂などを防ぐため、冬の間は水を抜いて元栓を閉めます(暖かくなったら逆の手順で水出しをします)。
自然災害時の巡回管理
通常の定期巡回とは異なり、台風や大雪、大雨など自然災害が発生したときに、建物に問題が発生していないか巡回してくれる管理会社もあります。
冬場の屋根や庭の除雪
屋根や庭、アプローチなど敷地内に積もった雪の除雪作業です。
荷物の受け取りやお届け
宅配便などの荷物の受け取り、あるいは別荘にある品の発送などを代行してくれます。
また誰かが訪ねてきた(電話があった)など、フロント業務的なところまでカバーしてくれる管理会社もあります。
置いてある車の管理
車が盗まれたりいたずらされたりしないように管理してくれます。
また車も別荘と同じように、使わずにいると劣化します。
とくに長期間となれば、ガソリンが酸化してタンク内が錆びることもあります。
こうしたトラブルを防ぐため、定期的にエンジンをかけるなどしてくれる管理会社もあります。
来荘前の清掃やハウスクリーニング
別荘を訪れる日を前もって伝えておけば、到着後すぐに快適に使えるよう清掃してくれる管理会社もあります。
また定期的にワックスがけをしたりカーペットをクリーニングしたりといった、ハウスクリーニングを選べる場合もあります。
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別荘の管理会社に依頼した場合の費用は?
別荘の管理をお願いした場合、気になるのは費用ですよね。
維持するためにかかり続けるランニングコストですから、きちんと把握しておくことが大切です。
管理費用の目安
管理会社によって、あるいは同じ管理会社でもプランによって費用が異なります。
そのためあくまで目安となってしまいますが、年間数万円〜数十万円は見ておくとよいでしょう。
本来であれば具体的な金額をお伝えしたいのですが、敷地面積や管理会社のプランなどさまざまな条件によって変わってきますので、まずは問い合わせと見積もりを依頼することをおすすめします。
そのうえで、ある料金例をひとつ紹介させていただくと、通常プランで月額45,000円〜(税別)というものがあります。
内容は週1回の点検と清掃・来荘前の準備・荷物の受け取り・車の管理・除雪などが含まれます。
相場とまではいきませんが、ひとつの目安になるかもしれません。
大切なのは「管理内容」
ランニングコストですから、たしかに安いに越したことはありませんよね。
ですが重要なのは含まれるサービス内容です。
少し極端ですが、豪雪地帯にある別荘の管理に除雪や水抜きが含まれていなければ、冬場に大きなトラブルが発生するおそれがあります。
少々高くでも、必要なサービスがきちんと含まれている管理会社およびプランを選びましょう。
スポット(単発)で依頼できるケースもある
こちらも管理会社によりますが「除雪作業のみ」「通風・床掃除のみ」「水まわりの掃除のみ」「庭掃除のみ」など、スポット(単発)で依頼できる管理会社もあります。
1回(1箇所)数千円〜数万円程度などで済むものも多いですから、普段は自分で管理する、行けないときだけ必要に応じて依頼したい、という方はこうした管理会社を探すのも手ではないでしょうか。
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別荘の管理を自分でする場合の注意点とポイント
別荘の維持管理にかかるコストをできる限り抑えるには、オーナー自らが管理するという選択肢もありますが、果たして現実的なのでしょうか?
注意すべきポイントをまとめましたので、参考にしてみてください。
管理しやすい物件かどうか購入前にチェックする
そもそも別荘を探す段階で、自分で管理できそうな物件かどうかをチェックしておくことが大切です。
庭が広すぎてお手入れが大変、豪雪エリアなので冬場はとくに除雪などが必須など、年間通してどういった管理が必要になるかを考えることも大切なポイントです。
定期的に通える距離であることも重要
遠隔地になるほど通うのが大変ですし、鍵を忘れた、パンクしてしまったなどのトラブル時にもすぐに対応できないおそれがあります。
冬場は大雪で道が塞がれてしまうなど、容易に通えないおそれがある別荘の場合は管理会社にお願いしたほうがよいでしょう。
どこまで自分で管理するか考える
定期的な通風や床掃除程度であれば、オーナー自らこなせるかもしれません。
ですが屋根の修繕や冬場の除雪・水抜き、庭木のお手入れなど、一人ではかなりの重労働になるうえ、危険もともないます。
自分でできるところはどこまでかをじっくり考え、できないところは管理会社に任せるなどするとよいでしょう。
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まとめ
別荘をよい状態で長く使い続けるためには、適切な管理が欠かせません。
たしかにコストはかかってしまいますが、はじめのうちは管理会社にすべてお願いするのがよいでしょう。
自分で管理できそうだと判断したら、お願いする項目を減らすなどすればコストを下げられます。
別荘の購入は自宅用の物件を購入する場合よりも自由度が高く、様々な要素を選択する必要があります。特に、エリア選定やデザイン間取りの打ち合わせなどには、専門家との視点が必要になります。
参考程度ですが、以下は弊社が別荘を購入検討している方からご相談を受けた内容の一部です。
- 「温泉がある別荘がいいけど、どのぐらい費用がかかるの?」
- 「◯◯万円の予算で考えているけど、別荘は建てられる?」
- 「サウナ作りとかガーデニングとかもしたいけど庭を持てる別荘地はどこ?」
- 「維持管理費用にはどのぐらいかかるの?」
- 「使用しない間に第三者に別荘を貸し出すことってできますか?」
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