会員制ホテルのメリット・デメリットは?ランキングも紹介
会員制ホテルの仕組みや種類(会員タイプ)、メリット・デメリットを解説し、選ぶポイントもお伝えします。
人気の会員制ホテル5選もランキング形式で紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
会員制ホテル(会員制リゾート)とは?仕組みや種類を解説
まずは会員制ホテルとはどういったものか、その仕組や種類など基本的なところから解説します。
会員制ホテルの種類
共有制
現在の会員制ホテルの主流となっているのが、共有タイプです。
ホテルの不動産所有権を複数のオーナーで共同所有する、もしくは1つの部屋を複数のオーナーで共同所有するといった形が一般的です。
利用権制
不動産は所有せず、そのホテルを利用する権利のみを購入するのが利用権タイプです。
リゾートクラブなどに入会することによって、各地にあるその施設を利用できるようになります。
タイムシェア制
たとえば1室14名のオーナーで共同所有した場合、1人あたり年間26日といったように、あらかじめ割り当てられた日数だけ利用できるのがタイムシェア制です。
事前に分かっているため予定は立てやすいですが、希望するシーズンなどに宿泊できない可能性があるといった欠点もあります。
ポイント制
利用する権利をポイントとして購入し、そのポイントに応じた回数分、施設を利用できるのがポイント制です。
個人というよりは、法人が福利厚生の一環として会員権を取得する際に多く選ばれる形態です。
会員制ホテル(会員制リゾート)のメリット
会員制ホテルのメリットについて解説します。
別荘とホテル、両方のよいところを味わえる
会員制ホテルでは「別荘のような自由さ、気軽さ」と「ホテルの快適さ」という、両方の魅力を一度に味わうことができます。
リゾート地にあることが多いため、長期休暇はもちろん週末などを使って手軽に利用できるのも魅力です。
手頃な価格でリゾートライフを満喫できる
個人で別荘を購入したり、リゾートホテルなどの施設を利用したりするにはそれなりの費用が必要です。
会員制ホテルは利用権を複数のみを購入できますので、手頃な価格で全国各地のリゾート地にある高級ホテルや温泉、スパなどの施設が利用できます。
維持管理の手間やコストを大幅に抑えられる
個人で別荘やリゾートマンションを購入した場合、庭の手入れや各設備のメンテナンス、修繕などさまざまなランニングコストがかかります。
会員制ホテルは複数のオーナーでそうした費用を分担しますので、個人で所有するよりも維持管理にかかる手間および、費用を大きく抑えることができます。
専任担当者が対応してくれる安心感がある
通常、ホテルなどを利用する際はスタッフがランダムに対応してくれますが、会員制ホテルでは会員一人ひとりに専任担当者が付くことも多くあります。
予約の管理などはもちろん、オーナーの趣味や嗜好に沿ったきめ細やかなサービスを受けられる点も、会員制ホテルの魅力です。
ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる
個人で別荘やリゾートマンションを購入した場合、遠方への引っ越しで通いにくくなる、子どもたちが遠方に移り住んだため手放さなければない、といったことも考えられます。
その点、会員制ホテルであれば全国各地の施設を利用できるため、非常に使い勝手のよいシステムといえるでしょう。
目的に応じて全国各地の施設から選べる
温泉地や海、山などに施設を所有するリゾートクラブであれば、実際に入会したホテル以外でもそうしたリゾート地にあるホテルなどの施設が利用できます。
夏は海、秋は山、冬は温泉など目的や季節によって使い分けることができるのも、会員制ホテルの大きな魅力です。
さらに可能性を広げるなら「貸別荘」という選択肢も!
ホテルにはない「特別感」や「自分たちだけの空間」を体験できるとして、近年特に人気を集めているのが貸別荘です。
別荘をまるまる一棟貸し切ることができるため、まるで自分が所有している別荘に泊まりに来たかのような安心感や、過ごし方の自由度の高さなどが魅力です。
もちろん、貸別荘も会員制ホテルと同じメリットを享受できます。
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会員制ホテル(会員制リゾート)のデメリット
会員制ホテルには多くのメリットがある一方、デメリットもあります。
双方をきちんと把握しておくことが大切です。
利用日数が限られている場合がある
年間の利用可能日数が限られているところがあります。
施設にもよりますので、会員権を購入する前にシステムをよく確認しておくことが大切です。
ハイシーズンは予約が取りづらいことがある
非会員と比べればそれほどではないかもしれませんが、GWやお盆、年末年始といったいわゆる「ハイシーズン」は、予約が取りづらいことがあります。
この点は個人で別荘やリゾートマンションを所有するケースと比べてデメリットといえるでしょう。
別荘などと異なり荷物は置いておけない
チェックアウトと同時に自分たちの荷物も引き上げなければなりません。
特にアウトドア用品などサイズが大きなものは、その都度持ち運びをすることになります。
一般的なホテルでも同じですので「大きなデメリット」ではないかもしれませんが、自己所有の別荘やリゾートホテルとは異なる点があることを覚えておきましょう。
会員制ホテルのデメリットをカバーできるのも「貸別荘」の魅力!
会員制ホテルは会員のみが利用できるホテルですが、貸別荘は「誰でも」利用できるという大きな魅力があります。
「1日単位で」利用できることはもちろん、年間の利用日数が限られていることもありませんので、安心して滞在できます。
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実際に移住したときのイメージがつかめる
いきなり自分の別荘を購入するとなると、移住したあとの生活に馴染めるのか、環境は自分や家族に合っているのかなど不安になることもありますよね。
そんなときは、1年など短期契約型(入会費+月会費制)の別荘を利用する手もあります。
そうした物件であれば、実際に移住したときのシミュレーションを兼ねて別荘に滞在することも可能ですし、1年ごとにエリアを変えて試してみることも可能です。
会員制ホテル(会員制リゾート)の選び方
会員制ホテルは全国各地にありますが、選ぶときにはどういったポイントに着目すればよいのでしょうか?
目的
海の近くで過ごしたい、山も海も両方楽しみたい、温泉でのんびり疲れを癒やしたいなどさまざまな目的があると思います。
あるいは、別荘のような自由さとホテルの快適さを同時に味わいたい、週末だけ利用したいといった方もいるでしょう。
まずは目的をある程度明確にし、その目的に合った会員制ホテルであるかどうかをチェックしましょう。
コストパフォーマンス
会員制ホテルでは、一般的に「入会金と年会費」のほか「宿泊費」がかかります。
これらを踏まえ、受けられるサービスや目的に沿った使い方ができるかといった点とともにコスパを考えてみましょう。
コスパが高いと感じるか低いと感じるかは人それぞれですので、一概に「利用可能な日数が少なく、入会金と年会費が高い」からコスパが悪いとは言い切れません。
希望するサービスが受けられたり、想定以上の良質なサービスが受けられたりすることも多いためです。
立地/通いやすさ
せっかく会員権を購入しても、通いづらければ利用頻度も低くなり、宝の持ち腐れになってしまうおそれがあります。
通いやすい立地であるか、アクセスについても詳しく調べておくことをおすすめします。
付帯サービス
料理が美味しい、乗馬などの体験ができる、スポーツ施設が充実している、スパが受けられるなど宿泊以外の付帯サービスについてもチェックしておくことをおすすめします。
人気の会員制ホテル(会員制リゾート)ランキング
最後に人気の会員制ホテルを紹介します。ランキング形式にしましたが、優劣という意味ではありません。
5.エクシブ
- 一歩足を踏み入れた途端に現れる非日常空間が人気の会員制ホテルです。
- 豪華な調度品や圧倒的なスケール感が魅力です。年間26日の利用日を保証しています。
4.東急ハーヴェストクラブ
「別荘を持つ歓び」と「ホテルの快適さ」を併せ持つ会員制ホテルとして人気なのが、1988年誕生の東急ハーヴェストクラブです。
軽井沢を始め全国各地に施設があります。
3.ザ・グランリゾート
年間の利用可能回数に制限がない会員制ホテルがこちらのザ・グランリゾートです。
コスパに優れ、館内施設が充実している点などで人気があります。
2.リロバケーションズ
ポイント制の会員制ホテルとして人気なのがリロバケーションズです。
オーナー不在でも家族や友人のみで利用できるなど、独自のシステムを採用しています。
1.東急バケーションズ
タイムシェア制とポイント制が選べる会員制ホテルです。
購入した週は毎年確実に宿泊できるほか、ログハウスやホテルなどさまざまな滞在スタイルなども魅力です。
もちろん、このほかにも全国各地にさまざまな会員制ホテル(リゾートクラブ)があります。
まずはどういった施設があるのか、システムなども含めていろいろ見てみるとよいでしょう。
会員制ホテルのメリット・デメリットを把握して上手に選ぼう
お伝えしてきたように、会員制ホテルにはたくさんの魅力がある一方で、少なからずデメリットもあります。
購入してから後悔することのないよう、メリット・デメリットをきちんと把握した上で選ぶことが大切です。
目的をはっきりさせる、通いやすさや付帯サービスを調べておくといったことも忘れないようにしましょう。
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