コンドミニアムを運用する利回りや購入時の注意点について解説!
不動産投資において利回りは重要で、それはコンドミニアム経営においても共通しています。コンドミニアムの物件は自身でも利用できるため「投資」というイメージがわきにくく、どちらかというと「別荘」という認識の人が多いです。しかし資本を投下して一定のリターンに期待するのであれば投資です。
しかしホテルコンドミニアムを所有したときの利回りについて調べても具体的な数字は出ず、「毎月いくらくらい利益がでるのだろう」と疑問に感じる人は多いでしょう。そこで本記事ではコンドミニアムの利回りについて解説します。
ホテルコンドミニアムを経営したときの想定利回り
ホテルコンドミニアム事業は、通常の不動産投資のような維持管理の手間もかからず、また自身でも利用できるというメリットがあります。しかしどの程度の利回りに期待できるのか知らない人は多いのではないでしょうか。
概算になりますが、ホテルコンドミニアムの利回りは「2%~6%」です。物件の立地や収益システム、別途でかかる修繕費用、客室の稼働状況などの要素で利回りは前後しますが、おおむね2%以上と考えてよいでしょう。
つまり物件価格が2,500万円だと仮定すると、年間の収支は以下のようになります。
- 合計収益:110万円
- 支出:60万円
- 利益:50万円
支出の内訳は以下の通りです。
- 管理費:40万円
- 固定資産税:20万円
ホテルコンドミニアムの収益システムはいくつかあり、その中には一定の利回りが保証されるタイプがあります。そういった物件ではオーナー特典のメリットは薄くなっていますが、キャッシュフローは安定するため人気があります。
さらに利回りを上げたい人は海外のコンドミニアム経営をする必要があります。ただ利回りを上げるとその分リスクも高くなりますので、リスク許容度と相談して利回りを考えましょう。
ホテルコンドミニアムは節税効果も魅力的
ホテルコンドミニアムは不動産投資ですので、保有していると安定したリターンに期待できます。またコンドミニアムは節税効果も魅力的です。
コンドミニアムの多くは鉄筋コンクリート造(RC造)で、耐用年数が「47年」に決められています。建物比率が70%を超える物件も多く、減価償却費を経費として計上できるため、節税効果にも期待できます。
節税効果だけで安易に購入するのはおすすめできませんが、資産運用や分散投資といった観点からホテルコンドミニアムの特色を理解している人には購入がおすすめです。
ホテルコンドミニアムを購入するときの注意点
コンドミニアム経営は一定の利回りが期待できますが、見過ごせないリスクもあります。
融資の審査が厳しい
コンドミニアム経営は不動産投資であり、金融機関からお金を借りて物件を購入します。自己資本を使わずに投資用物件を購入できるのは、不動産投資のメリットですが、金融機関の審査は厳しくなります。
金融機関の融資審査では自身の年収だけでなく、物件の収益性も加味されます。収益性が不安定であると判断されると融資の審査は下りないでしょう。
節税につながらないことがある
上記で節税効果に期待できると解説しましたが、ホテルコンドミニアムの収益が「雑所得」に見なされると節税効果は発揮しなくなります。
ホテルコンドミニアムは運用形態によっては自身の「別荘」という扱いになり、不動産所得ではく、雑所得として申告しなければいけなくなります。雑所得は事業所得との損益通算ができず、翌年以降の繰り越し控除も受けられないため節税には繋がりません。
レベルの高い経営スキルが必要
コロナ禍において都内の居住用マンションの収益率は大きく下がっていません。それはマンションに住むという需要がコロナ前後で変化していないためです。
しかしホテルコンドミニアムで購入する物件は娯楽目的での利用が一般的です。渡航者の制限や旅行控えなどで需要が大きく低下する可能性があるため、需給を見通す経営スキルが求められます。
また物件を購入する選別するセンスも要求されます。例えば購入するホテルの口コミです。ホテルの利用客は口コミを重視する傾向にあり、ホテル全体の口コミが悪ければ、自身の部屋の稼働率も低下するという悪影響を受けます。
このようにコンドミニアム経営と一口に言っても、レベルの高い経営スキルが求められます。
安定した利回り物件を検討するならハウスバード
将来の資金を増やすための投資として「ホテルコンドミニアム」は適していますが、通常の不動産投資とは考え方がすこし異なります。そのため「利用客がいなければ自分たちが利用すればいい」という考えで安易に購入すると、失敗する恐れがあります。
ただしコンドミニアム経営が魅力的なのは事実です。優れた物件を購入することができれば、安定的なリターンにも期待でき、オーナー自身も年に何度が利用できるという理想的な状況を作りだせます。
ハウスバードでは「1日から貸せる家」をコンセプトにホテルコンドミニアムのプロデュースを行っています。ホテルコンドミニアム経営の成功には専門の不動産会社との協力が欠かせません。
複数の会社を比べてみて、自身と相性の良い不動産会社と物件を選ぶようにしましょう。ハウスバードでは資料請求やホテルコンドミニアムに関するご相談などを受け付けています。お気軽にお問い合わせください。