関西での土地活用アイデア10選!メリット・デメリットとともに解説!
関西で土地活用を考えている方に向けて、収益性や安定性、メリット・デメリットを交えながらアイデアを紹介します。
事前に考えるべきことや注意点とあわせて、ぜひ参考にしてください。
1.関西の特徴
関西にはさまざまな観光スポットが存在しています。
「有馬温泉(兵庫)」「奈良公園(奈良)」「嵐山(京都)」「那智の滝(和歌山)」「琵琶湖(滋賀)」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪)」など、枚挙に暇がありません。
外国人観光客が増加
2011年に138万人だった関西エリアの外国人観光客は、わずか8年後の2019年に約6倍となる、841万人へと右肩上がりに増加しました。
現在はコロナ禍で落ち着いていますが、規制の緩和などによって徐々に回復してくるでしょう。
2.土地活用をおすすめする理由
関西に使っていない土地をお持ちの方は、ぜひ土地活用をおすすめします。
安定収入が見込める
使っていない土地でも、活用すれば安定した収益が見込めます。
ほかの事業と比べても、不動産収入は安定性があり、始めやすいのも特徴です。
年金額が不安な方や子孫に財産を残したい方にも土地活用はおすすめです。
節税対策になる
土地を所有しているだけで固定資産税や都市計画税などがかかります。
そこへ要件を満たす建物を建てることで、固定資産税が最大1/6に、都市計画税が最大1/3に軽減される「住宅用地の特例」が適用されます。
また土地を賃貸するなどした場合も「貸付事業用宅地等」に該当すれば、相続税の減額といった特例を受けられる可能性があります。
地域に貢献できる
駐車場やマンション、コンビニや商業施設、医療施設や介護施設など、その地域のニーズに合った活用方法を選ぶことで、そこに暮らす人々にとってたいへん重要な存在となります。
所有者が利益を得られるだけでなく、地域に貢献できるのも、土地活用をおすすめする理由のひとつです。
3.関西での土地活用に失敗しないためのポイント
どのように土地を活用するにしても、収益を上げられなければ成功とはいえません。
関西での土地活用に失敗しないためにも、事前に次のポイントを考えておくことが大切です。
その土地を「どう活用したいか」を考える
「とりあえず」や「なんとなく」など、漠然としたイメージで土地活用を始めてしまうと失敗するリスクが大きくなります。
「収益を上げたい」「収益性は低くても安定性がほしい」「とにかく地域に貢献したい」など、その土地をどう活用したいかという所有者の意思は重要です。
まずはその思いをきちんと固めるところから始めてみましょう。
エリアごとの特性に合った活用方法を知る
都市部、郊外、田舎などのエリアでニーズが変わります。同じ都市部でも気候によって求められるものが変わることもあります。
土地があるエリアの気候も含めて特性をきちんと把握すること、ニーズに合った活用方法を選択することがなによりも大切です。
用途地域についても理解しておく
全国の土地は、都市計画法によって工業、商業、住居などの用途が割り当てられています。
用途の混在を防ぐこと、計画的な市街地を形成することがその目的です。
用途によって建ぺい率や容積率、建てられる建物(施設)などが変わるため、その土地の用途地域について事前に確認しておくことが重要です。
可能な限り綿密な事業計画を立案する
土地活用で成功するために欠かせないのが「事業計画」です。初期投資やランニングコストをできるだけ具体的に計算しておくこと、回収期間を見据えた事業計画を立案することが大切です。
なにより「信頼できるパートナー」を探す
土地活用で成功を収めるためには、その道のプロである信頼できるパートナー(業者)に、提案やアドバイスをもらうことが大切です。
信頼できるパートナー探しは、関西での土地活用の最初の一歩と思っておきましょう。
4.関西で「初期投資」を抑えて土地活用したい方におすすめのアイデア3選
具体的に、関西での土地活用にはどういった方法があるのか、メリット・デメリットを交えながら紹介していきます。
まずは「初期投資を抑えたい」方におすすめの土地活用アイデアから見ていきましょう。
定期借地
メリット
- 定期収入が見込める
- 初期費用を大幅に抑えられる など
デメリット
- 収益性はそれほど高くない
- 貸した土地は簡単に戻ってこない など
土地を定期借地として貸し出す方法があります。
借り手が見つかれば定期収入が見込めるうえ、初期費用も大幅に抑えられます。
一方、用途にもよりますが高い収益性が見込めないことがあります。
また、何らかの理由で売却したい、自分が使いたいと思った場合でも、すぐに返してもらえるとは限りません。
借主が家を建てた場合などはとくに難しくなるでしょう。
駐車場経営(月極駐車場、コインパーキング)
メリット
- 初期費用を大幅に抑えられる
- ほかの用途に転用しやすい
- 定期収入が見込める など
デメリット
- 契約者(月極)や利用者(コイン式)の獲得および確保が必須
- 立地によって左右される など
青空駐車場(砂利を敷設しロープや白線で区画割りをした程度の駐車場)なら、初期費用を大きく抑えることができます。
コインパーキングは精算機といった設備投資が必要ですが、そのほかの活用方法と比べればコストは抑えられます。
ほかの用途に転用しやすい点や、定期収入が見込める点もメリットです。
ただし収益性は思ったほど高くないことがあります。
契約者や利用者がいなければ収益も低下しますので、確保する戦略を練る必要もあります。
分かりやすい場所、車が出入りしやすい場所など、立地も重要です。
売却
メリット
- 初期費用がほとんどかからない
- まとまったお金が手に入る
- 固定資産税や都市計画税の負担がなくなる など
デメリット
- 所得税や住民税がかかる
- 仲介手数料がかかる など
「活用」とは異なりますが、売却であれば初期費用がかからず、まとまったお金も手に入ります。
定期収入は見込めませんが、売却で得た収益を別の方法に「活かす」ことも可能です。
ただし譲渡所得に対して発生する所得税や住民税を納める必要があるほか、仲介手数料などもかかります。
5.関西で「安定性」を重視した土地活用をお探しの方におすすめのアイデア6選
続いて、関西でとにかく安定性を重視した土地活用をお探しの方に、おすすめのアイデアを紹介します。
賃貸住宅経営(アパート、マンション)
メリット
- 長期間、安定した収益が見込める
- 節税効果が大きい など
デメリット
- 莫大な建設費用が必要
- 空室率を下げるための努力が必要
- 大規模改修などへの備えが必要 など
入居者さえ確保できれば長期間、安定した収益が見込めます。
固定資産税や都市計画税、相続税などの節税対策にもなります。
一方で建設費用が莫大な点、空室対策が必須な点、大規模改修工事の費用を備えておく必要がある点などはデメリットになるかもしれません。
高齢者福祉施設の経営(サ高住、老人ホーム)
メリット
- 地域貢献できる
- 入居者を確保できれば安定して収入が得られる
- 運営を委託すれば入居率を問わず固定賃料を得られる など
デメリット
- 莫大な建設費用が必要
- ほかの事業者も関わるため簡単に取りやめることができない など
高齢者が多いエリアなら、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)や老人ホーム経営もおすすめです。
自分で経営するのではなく、業者に任せて毎月固定賃料を得る方法もあります。
ただし建築費用が必要な点、および介護事業者なども関わるため簡単に取りやめできない点などは、デメリット(リスク)となり得るかもしれません。
戸建賃貸経営
メリット
- 需要があるため速やかに借り手がつきやすい
- 長期間、安定した収益を見込める など
デメリット
- 建築費用が必要
- シェアハウスなどと比べると収益性が低いことがある など
賃貸向けの戸建てはもともと数が少ないため、需要があります。
一般的にはファミリー層がメインですので、長期間、安定収入が見込めます。
ただし、入居者は1組のため、後述するシェアハウスなどと比べて収益性は低いかもしれません。
建築費用が必要な点などもデメリットとなるでしょう。
太陽光発電用地
メリット
- 田舎の土地でも可能
- 長期間にわたって安定した収益が見込める など
デメリット
- 設備投資が必要
- 売電価格が年々下がっている
- 災害などの影響を受けるおそれがある など
日当たりがよく、ある程度広い土地をお持ちであれば、太陽光発電用地という選択肢もあります。
長期間安定した収益が得られます。
ただし設備投資が必要なほか、天候や災害の影響を受けやすい点などはデメリット(リスク)となるでしょう。
売電価格が年々下がっているため、できるだけ高いときに導入するのがおすすめです。
シェアハウスの経営
メリット
- アパートやマンションなどよりも初期費用を抑えられる
- 入居者を確保できれば長期間、安定した収益が見込める など
デメリット
- 建築費用がかかる
- 細かなトラブルに対応する必要がある
- 入居者を確保する必要がある など
アパートやマンション、高齢者福祉施設と比べて初期費用を抑えられるのがシェアハウスです。
学生が多いエリアなどであれば、入居者を確保しやすいため安定収入が見込めるでしょう。
経営をシェアハウス事業者に任せる方法もありますが、その場合は管理費用などを支払う必要があります。
自分で経営する場合は建築費用のほか、予約管理や清掃などの負担もかかり、入居者トラブルや家賃未納など、細かい問題に対処する必要もあります。
民泊の経営
メリット
- 安定した収益が見込める
- 初期費用を抑えられる など
デメリット
- 建築費用が必要
- 宿泊者同士のトラブルに対応する必要がある
- 宿泊客を獲得するための戦略や努力が必要 など
関西の観光スポットに近いエリアなら民泊もおすすめです。
年間180日以上営業する場合は簡易宿所営業の許可が必要ですが、リピーターを獲得できれば安定した収益が見込めます。
一方、建築費用が必要になります。
条例などで建物や設備の要件が異なるため、それぞれに対応する必要もあります。
新規の宿泊客やリピーターを獲得するため、計画的な戦略も必要になるでしょう。
6.関西で「収益性(利回り)」を重視した土地活用をお探しの方におすすめのアイデア2選
次に、収益性を重視したい方におすすめの土地活用アイデアを紹介します。
初期投資を抑えつつ、コンスタントに収益を上げやすいのが次の2つの活用方法です。
トランクルーム経営
メリット
- 周りの環境に左右されない
- 土地や建物を効率よく使い切れる
- 利用者さえ確保できれば収益性が高い など
デメリット
- 建設費用や設置費用がかかる
- 防犯対策が必須
- 利用者を確保するための戦略や努力が必要 など
都市部でも郊外でも需要があるのがトランクルームです。
周辺環境に左右されない点や、1室を細かく区分けすることから土地および建物を効果的に使い切れる点などがメリットです。
利用者を確保できれば収益性も高いでしょう。
経営をトランクルーム事業者に任せ、毎月固定賃料を得る方法もあります。
自分で経営する場合は建設費用(コンテナタイプの場合は設置費用)がかかるほか、警備や管理にコストをかける必要もあります。
コインランドリー経営
メリット
- 狭小地でも経営が可能
- 都市部や郊外ではニーズが高く収益を上げやすい など
デメリット
- 設備投資が必要
- トラブル時に駆けつける必要がある など
人気の土地活用方法のひとつがコインランドリーです。
狭い土地でも経営できるため、都市部や郊外でコインランドリーを始める方も増えています。
意外と利用者が多く、収益性も高いのが特徴です。駐車場を完備すれば、さらに利用者を確保しやすいでしょう。
設備投資が必要な点、トラブル時に駆けつける必要が出てくる場合がある点などはデメリットかもしれません。
運営をコインランドリー事業者に委託した場合、その費用がかかります。
7.関西での土地活用にピッタリな「1日から貸せる家」
京都や大阪をはじめ観光スポットが数多く存在する関西圏では、土地活用のひとつとしてハウスバードの「1日から貸せる家」もおすすめです。
ホテルやマンションのような大規模な投資は必要なく、旅館業・簡易宿所営業許可を取得すれば非常駐経営が可能になりますので、その分、ランニングコストも抑えられます。
一般賃貸として貸し出すこともできますので、万が一の際もリスクを抑えられます。
とくに関西は、訪日外国人旅行客の数が右肩上がりに増えています。
現在は新型コロナウイルス感染症の拡大により落ち着いていますが、近い将来、さまざまな制限が緩和されればインバウンドも徐々に戻ってくることは間違いないでしょう。
ハウスバードは、東京や京都をはじめ北海道や箱根、軽井沢など全国各地で「1日から貸せる家」をプロデュースしています。
物件の提案から宿泊施設のデザイン、施工、運営準備や顧客対応まで一貫して対応することで、余分なコストを抑えるだけでなく、収益性の高い宿泊施設作りも実現してまいりました。
関西での土地活用にお悩みの方で「1日から貸せる家」の経営に興味がある方はぜひ一度、ハウスバードまでお問い合わせください。