長野県で宿泊事業を営む会社が利用可能な補助金一覧
中小企業を運営する上で補助金の活用は欠かすことはできません。しかし実際活用できそうな補助金を見つけるのは難しく、時間がかかります。また活用できそうだと思って調べて見ると募集要項を満たしていないということもあります。そうなると補助金を探す時間は無駄になってしまうでしょう。
本記事ではそんな時間を節約するために長野県で宿泊事業を営む会社が利用可能な補助金を紹介します。
中途採用等支援助成金(中途採用拡大コース)
中途採用等支援助成金は中途採用の雇用管理制度を整備して、中途採用の拡大を図ったときに助成される補助金です。全国を対象に厚生労働省が助成している補助金ですので、長野県ももちろん対象に含まれており条件を満たすことで受給できます。
実施期間 | 厚生労働省 |
対象地域 | 全国 |
上限金額 | 70万円 |
公募期間 | 2022年4月1日~2023年3月31日 |
受給するためには対象となる中途採用者を雇い入れる以外に、以下の措置をとることが条件となります。
- 中途採用者の雇用管理制度の整備(労働時間・休日・雇用契約期間・福利厚生などの整備)
- 中途採用に取り組む期間中(中途採用計画期間)に中途採用を拡大する
上記にかかる中途採用計画を作成して、管轄の労働局に届け出ることで補助金の条件が満たされます。また具体的な条件は公式サイトをご確認ください。これから中途採用を拡大しようとしている宿泊事業者は利用してみては如何でしょうか。
宿泊施設環境整備事業補助金
宿泊施設環境整備事業補助金は長野県飯山市が実施している宿泊事業者向けの補助金です。対象地域は飯山市限定となります。
実施期間 | 長野県飯山市 |
対象地域 | 長野県飯山市 |
上限金額 | 250万円 |
公募期間 | 2022年6月9日~ |
この補助金は宿泊施設の改修工事等に要した経費に対して補助金が交付されます。対象となる主な経費は以下の工事が該当します。
- 客室の和洋室化・洋室化
- トイレの洋式化
- 外壁、屋根などの宿泊施設の外観の改修
また上記の改修工事をするときに下記の整備を同時に実施する場合は、下記の整備に必要な経費も補助対象になります。
- 無線LAN環境の整備
- キャッシュレス端末機の整備
- 宿泊施設内の案内表示の多言語化
- トイレ温水洗浄便座の整備
- テレビの国際放送設備の整備
- 多言語翻訳専用端末の整備
宿泊施設環境整備事業補助金は補助対象経費の2分の1に相当する額が支給され、250万円を超えるときは250万円が限度となります。そのため500万円かけて環境整備を行うと補助金を最大限活用できます。
中小企業エネルギーコスト削減助成金
中小企業エネルギーコスト削減助成金は原油や原材料価格高騰に直面している中小企業を支援して収益構造の改善を図る補助金です。長野県が実施している補助金ですので、長野県内に本社を置いている宿泊事業者は補助金の対象となります。
実施期間 | 長野県 |
対象地域 | 長野県 |
上限金額 | 500万円 |
公募期間 | 2022年8月17日~2024年1月31日 |
この補助金は原油や原材料価格が高騰していることによって電気代やガス代などの料金も高騰していますが、それらの消費を抑える「省エネ設備」を導入する費用を支援する補助金です。
そのため補助対象となる設備が決まっており、エアコンなどの空調設備をはじめとして、冷蔵・冷凍設備、断熱ガラスや断熱サッシなどの建物付属設備などが対象となっています。また太陽光発電設備も補助対象に含まれています。省エネ設備の導入を検討している人は、公式サイトでご確認ください。
業務改善助成金
業務改善助成金は中小企業の生産性を向上させて、最低賃金の引き上げを図る助成金です
。生産性を向上させるための設備投資を行って、最低賃金を一定額引き上げた場合、その設備投資にかかった費用の一部が助成されます。
実施期間 | 厚生労働省 |
対象地域 | 全国 |
上限金額 | 60~600万円 |
公募期間 | 2022年9月16日~ |
主な支給要件は以下の通りです。
- 賃金引き上げ計画を策定する
- 引き上げ後の賃金を支払う
- 生産性向上に関わる設備やコンサルティング、人材育成などを行い、その費用を支払う
生産性向上にかかる活用事例は以下のようなものがあります。
- POSレジシステム導入による在庫管理時間の短縮
- リフト付き特殊車両の導入による高齢者の送迎時間の短縮
- 顧客管理システム導入による業務の効率化
上記はあくまで一例であり、他にも教育訓練・機械設備の導入なども補助対象となります。宿泊事業であれば活用の幅が広い補助金ですので、自社でどのように活用できそうか検討してみましょう。
長野県の補助金を活用するならハウスバードにご相談を
補助金は中小企業の経営の追い風として活用できますが、実際に活用するためには
- 自分で使えそうな補助金を探し出す
- 補助金の公募要項を確認する
- 公募要項を満たす
- 申請書類を揃えて提出する
という多くの手間がかかります。日々の業務を行いながら上記の手続きも自分で行うというのは難しいことでしょう。
ハウスバードでは「1日から貸せる家」をコンセプトに宿泊施設のプロデュースを行っています。
補助金の活用などお悩みの際はお気軽にご相談ください。